発覚・入院~手術当日 まで

さほど詳しくはないけど、入院生活10日間を思い出して記録をつけてみる。

役に立つかはわからないけど、
婦人科と疎遠になっている女性が検診を受けるキッカケ だったり
これから治療する人・その身内の方に少しでも参考になればいいなー とは思ってます。


・・・一応グロい写真とかは直には無いんだけど
内容が内容なので、苦手な人は閲覧に注意してください。







医学上の難しい言葉やら説明やらには一応リンクを貼ってますので、詳しくはそちらを。
(リンク先には一部、リアルな画像の掲載もあったりします)


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【 発覚 】



遡ること約1年前の2011年2月

ここ半年~1年ほどの月経不順が目立ってきたのと
しばらく2年以上検診から遠ざかっていたので、久々にかかりつけの婦人科へ。

内診を受けていると

「超音波で見る限り、かなり怪しい影がある」

と担当医が一言。




後日MRI検査を受けたところ、左の卵巣に腫瘍があることが確定。

結果を聞いた瞬間 ショックで思わず脳貧血を起こす(;´д`)ガビーン



まぁ、ホンネは 「またかよ、おい・・・」って感じです。



この腫瘍、正式には皮様嚢腫(ひようのうしゅ)という名称で
卵巣腫瘍では症例の多い腫瘍のひとつです。


若い女性にも多く見られ、誰にでも起こる可能性があるにも関わらず
これが出来る原因や理由は一切不明、とのこと。

リンク先にも解説用のグロじゃない画像があるけれど、
この腫瘍の中には卵巣細胞が勝手に作り出した皮脂や歯、髪の毛なんかが詰まっていて
これが体内で自然に無くなることは絶対にありません。



私はおおよそ7年前にも右卵巣をコレの所為で部分切除する手術をしているので
今回で2回目。  全く冗談じゃないよ・・・(;´-`)-3


とはいえ、皮様嚢腫はその殆どが両性の腫瘍であり
若年層に起こった場合は特に、悪性化=癌 になる可能性は極めて低いのだそう。

腫瘍自体は年配の人にも出来る可能性が当然あり
この場合は悪性化が心配される確率が上がってくるため、
できるかぎり早期に取り払ってしまう必要がある、とのことです。


かといって若年層なら放置して問題ないのか、というとそうではなく
腫瘍が大きくなればなるほど 捻転を起こす可能性が高くなる ため
出来る限り小さいうちに取ってしまうほうが良い、とは医師の弁。


・・・嚢腫が大きくなればなるほどリスクも大きくなるからですね

小さければ小さいほど患者側の身体への負担も小さくなります。
手術法によって変わってくるけれど、開腹する場合は傷の大きさもかなり違ってくるかと。



茎捻転についての詳細はリンク先で。


私の言葉で簡単にいうと、

卵巣と子宮の間を支えている紐状の部分が捻れちゃうことをいいまして
こうなると激痛を伴い、捻じれが酷いと血が通わなくなるため
卵巣あるいは子宮の組織が壊死してしまう場合もあります。

そうなれば緊急手術で腫瘍を取り除くだけでは済まず
卵巣や子宮の一部・あるいは全てを摘出するハメになったり
最悪の場合には死に至る可能性もある、そうです。


茎捻転を起こすと、人やその捻転具合にもよりますが
下腹部に激しい疼痛が急に走る、あるいは徐々に痛みが酷くなり
吐き気や嘔吐、発熱 意識を失う人も居ます。

検診などを受けず、いつの間にか出来た嚢腫が本人の知らないところで巨大化し
イキナリ捻転を起こして緊急搬送&手術 → 初めて卵巣嚢腫が発覚
というパターンも多いみたいで。



腫瘍そのものは、急激に大きくなる人もいれば、
1年くらいの間では殆ど大きさが変わらない人もいて、個人差が非常にあります。

私の場合、今回に限っては後者で助かりました。


見つかった時点では 腫瘍の大きさ約3.2cm
・・・ウズラの卵大の異物が自分の体内に出来てるって思うと気持ち悪いよね(´・ω・`)


すぐに捻転を起こす可能性は低いけれど、
「1~2年の間には確実に手術して取ってね」と言われました。


捻転の可能性が極めて高くなってくるのは大体4~5cmくらいから
ただ、それより小さかろうが確率がゼロなわけではないので
結局のところ とっとと取れ、って言われるだろうと思われます。

と、うちの担当医はそういう考えの人みたいですが
実際は医師によって見解がかなり違うみたいで、
5cm以下だと積極的に手術を勧めない人もいるとかいないとか。
 
 ( あくまで私の場合はこうだった、なので当てはまらない部分もあるかもですが
  そこらへんは目を瞑っておいてください )



(私 ゚д゚) < 暫くは無理です。 (リアルの都合上)それどころじゃありません。

(医 ゚д゚) < じゃあ暫く考えといて




ここから憂鬱な一年、始まる。

といっても自覚症状は殆どないので (これはあくまで人による)
生活上困ることもまずなかったです。

あれ、不正出血・・・かな? と思うことは何回かあったけど
自分の場合、これが本当に嚢腫によるものが判断がつかなかったのでなんとも・・・。


唯一困った(?)ことといえば、診断があってからの1ヵ月半くらい
月経がだらだら続いて終わらなかったことぐらいかな・・・? 
それは嚢腫のせいだね、と言われたわけではないので、最終的な原因は謎だったけど。


そのあとは職場が変わったのが良い方向に向かったのか
35日周期前後でなんとかきてくれてました。


この間に2週間に1回ペースできちゃったこともあるけど、
私は十代の頃から不順が当たり前だったこともあって
来る時は1ヶ月2回、来ない時は3~4ヶ月に1回しかないこともあったので
正直そこまで心配はしてなかったです。

キチンとした周期で来るひとが羨ましいなー とは思うけどw


(医 ゚д゚) < とりあえず基礎体温はまたつけなさい。

(私; ゚д゚) < ・・・・(マンドクセ・・・)
 


正直 今でも面倒だな、とは思うけれど
なんだかんだ付けていると、どんなに不順でも多少なりの法則性は見えてくるので
記録はやっぱり必要かな、と考えてます。

毎日じゃなくても、きっかり同じ時間じゃなくても
(これがストレスになっては意味が無いので)出来る限りの部分でやっていこう
・・・と気楽にやることで 案外続くもんです。 





ということで、年をまたいで2012年

3/21から入院することと相成りまして、入院の一ヶ月くらい前の検診時に
心電図・胸部レントゲン・尿&採血検査 等を受けるも、オール異常ナシ。


万全の健康状態で入院しました。


(卵巣嚢腫がある場合、採血検査の腫瘍マーカーというもののある数値が高くなり
 これの結果でも、有無が分る場合があるみたいです)




尚、入院中必要になるものは恐らく事前に知らされると思うので
指示されたものを持参すればよいと思います。


経験者の観点から書くのであれば


着るものは普段よりワンサイズ上を推奨しておきます

下着やパジャマ(特にズボンの方)はワンサイズ大きい方が絶対いいです。

下着は出来ればヘソ上までくるような、すっぽりと履けるタイプと
ローライズなタイプ両方があったほうが安心です
(どちらがよいかは手術方法・傷の位置によるのでまちまち)

寝間着(パジャマ)の上着は腕に点滴がつくので、
ぴっちりしすぎないカタチの方が楽かも。


入院中だけでなく、退院した後も数ヶ月の間、腹帯を巻いて生活するので、
ウエストに余裕のあるボトムスは必須かと (ウエストがゴムタイプが理想)

個人的にはヨガやベリーダンスの練習着に使うような
シンプルなストレッチパンツがオススメ。 
退院後も普段履きとして使えて一石二鳥だと思われます。


必要であればイヤホンや耳栓、アイマスクとか
私はイヤホンだけ持参。 病室取り付けのTV用とMP3聴くのに重宝しました。


あと、どうしても馴染めなくて後から頼んで持ってきてもらったのが枕;
環境が変わると寝付けなくなるタイプの人は、普段自分が使い慣れているものを
持ち込むことで、大分マシになるのではないかな、と思います。


あとは、お財布には小銭と千円札・・・

小銭は自販機なんかで。 千円札は自分の場合テレビカードを買うのに使いました。
こういう販売機は万札が使えないタイプのほうが多いので
できれば千円札に崩しておくとスムーズに利用できるかもしれません・x・
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【 3/21 : 手術前日 】


朝10時より入院手続き。

一人部屋希望だったのが空いてなくて、
一番高ーい特別個室(一人部屋)に入れられそうになったので
それを断って二人部屋へ。


「今日手術の人が後から手前側に入ってきますので^^」 と言われ
奥の窓側スペースに案内され、手首に患者管理IDの書かれたネームバンドを巻かれる。



部屋で準備し始めると間もなく、担当になる看護師さんたちから挨拶があった後

麻酔科の人から全身麻酔への同意書の提出を求められ
別途、オプションで背骨の辺りに腹部の痛みを和らげる麻酔を入れるかどうか確認される。
→ 硬膜外麻酔 ってやつです。


硬膜外麻酔の効きは個人差が大きく、ドンピシャで効かないこともあるけれど
断続的に背中のチューブから痛み止めが流れるので
効きさえすれば術後の痛みはかなり楽になるらしい、とのことだった。


弊害として、感受性の強い人には
足の付け根から腿付近に若干のシビレが出る可能性がある、など
副作用もいくつかある、とのこと。


個人的に 背骨(腰)に注射でチューブを入れる っていう説明があまりに恐怖感だったので
オプションはなしでいいです、と断ることに。


決断するまえ看護師さんに「あったほうがいいんですかねー?」みたいに相談したら
「それを最終的に決めるのは貴方ですから(´-`)」 って一掃される。 うわぁ。


 一応、この手の手術では全身麻酔+硬膜外麻酔(病院によって要・不要選べるかも)
 のパターンはとっても一般的みたいです。 
 
 手術説明時に麻酔の話も必ず出てくるはずなので、
 不安がある場合は詳しい説明を求めればしっかり教えてくれると思います。
 (麻酔科の先生は結構若い女性だったんだけど、すごいイイ感じの先生でした(*´-`)




その直後、今度は「局部の毛を剃ります」といわれて部屋を移動

ヘソ周り~下腹部、恥骨上までの毛を全部カミソリで根こそぎ持ってかれる。
変な話パイパンに極めて近い状態ってやつです。


病室に帰ってから見てみたら。剃刀でひっかけられたとこに血が滲んで傷になってた。
手術前から流血かよヽ(`Д´)ノ


シャワーに入って残った石鹸跡を流してスッキリ、パジャマ姿に。


担当医から手術に関する説明を家族揃って受ける。

以前のMRI検査画像を見せつつ、今回の手術方法や内容を
素人の自分達にも一応分るような言葉で詳しく。

ちなみに当初私は腹腔鏡という手術を希望しましたが
医師の判断で予め開腹手術に切り替えられました。

これの是非とかもあわせて、詳しい説明はリンクの方で。



卵巣嚢主の手術方法は開腹がオーソドックスみたいですが、
近年は腹腔鏡(ふくくうきょう)という、手術方法も存在します。


私は今回の発覚で初めてこの「腹腔鏡」という存在を知りました


開腹と腹腔鏡、どちらの手術法にもメリット、デメリットがあります。

腹腔鏡は複数個所を切る必要があるけれど、ひとつひとつの傷は小さく済むため
結果的に回復が比較的早く、入院期間が短く済みます。

そして、開腹の場合に比べて傷が目立ちにくくなること、
癒着の確率が開腹の場合に比べて低いことがメリットですが

手術費用が開腹手術より高くなること、この手術法に対応していない病院があること。
嚢腫の出来ている状況や大きさによっては、腹腔鏡で対応出来ない場合があります。


さらに場合によっては腹腔鏡で手術を始めたとしても、
処理できないことが発覚したり、大量の出血が見込まれる場合には
急遽開腹手術に変更されたり、手術そのものが二度手間になることもあるとか。



・・・と、手術に関しては実際担当医に相談するのが一番良いです。

私の担当医はあまり腹腔鏡に積極的ではない考えの人だったみたいで
患者が持ちかけない限り、開腹手術という選択肢で択一だった模様。




その後は夜まで特にすることもなく、出された昼飯・夕飯を平らげて
20時に浣腸をされる。  とてつもない腹痛に泣きそうに(;´д`)ギャー


(看´-`) < 出来る限りガマンしてガマンしてガマンしてね。



無理でした。  


ガマンできる状況じゃなかったね。。。あれは。




消灯時間は21時。

少しでも早く寝付けるように睡眠薬「アモバン7.5mg」を処方される。 
すぐ飲まなくてもいいけれど、23時くらいまでには飲むように 、とのこと。


食事はこの日の0時まで許可が出ていたので、寝る前に惣菜パンをひとつ平らげ
その後に睡眠薬を飲む。 (23時ぐらいだった)



・・・夕方くらいから隣人が麻酔から覚醒してたんだけど
結構執拗に話しかけてきてて、正直すごく鬱陶しかったんだ・・・・○rz


結構年配な方だったみたいなんだけど、声はデカいわ
同じこと何度も聞いてくるわ・・・対応に困りました(;´-`)


ナースコール押しまくっては(コレ自体は悪いことではない。むしろ必要があれば押すべき)
看護師さんに、呼び出し内容とは全く関係ない雑談までもちかけて困らせてたし・・・


結局、睡眠薬はそれと緊張が相まってなのか全く効果が無く
3~4hほどしか寝れませんでした。


・・・後から分ったことだけど、相当オシャベリなのはそうなんだけど
ちょっと痴呆気味だったらしく、大部屋の患者さんからも煙たがられてたらしい


まぁ、こればっかりは運が悪かったと思う他ないよね・・・ うん・・・。


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【 3/22 : 手術当日 】


朝6時、病院での起床時刻

(看 ゚д゚) < おはよーございまーす。 浣腸しますよー」


・・・という、全く嬉しくない一声で目が覚める。 ウボァ('A`)



8時過ぎに術着に着替えた後、点滴が装着される。
手術の時間は13時だったので、その30分前にトイレに行くまでの間 暇を持て余す。

水分が取れたのは11時まで。

そのあとは
術後、あまり動くことが出来ないため
静脈に血栓が出来ないように弾性ストッキングというものを履くよう指示される。

これは最近女性用の靴下にもよくある、着圧ハイソックスみたいなやつです




いよいよ手術室へ移動。 

あまりに緊張しすぎて思わず泣く(ノД`)・゚・。



前日の手術説明で
「もし(嚢腫が)上手く剥離できない場合は、(左の卵巣を)全部取ります」

・・・って言われてたからかな。 なんかそれ聞いたあとずっと凹んでたし。


なんていうか、今はまだ妊娠も出産も考えられる状況にないんだけど
それでも無くなるのはすごい 嫌だ、と思う。

まぁ、片方が残っていれば大丈夫って言われるけど
残ったほうが悪くなったらどうなるか・・・ 余計な心配も出てきちゃうしね;





移動は徒歩で。 これがまた精神的にきつい。
移動時間自体はすごい短いんだけど、なんだこの逃げたくなる気持ち・・・(||; ゚д゚)

昔はストレッチャーで運ばれたんだけど、今回はどう移動するかすら聞かれなかったなぁ。



ちなみにメガネは着用なしで行ったので、ド近眼の私には殆ど物が見えてません。

母と先生に見送られて手術室に入ると、手術着を着用した女の人3人に迎えられて
言われるままに台にのって横たわり、腕や足を固定され、器具をとりつけられていき・・・

酸素マスク状の物を取り付けて数分、意識は落ちました。



_______


人に呼ばれてる声がして目を開けると、自分の病室の天井がぼんやりと視界に。


名前を呼んでたのは担当医らしくて、
「大成功ですよー^^」ってGoodサインしてた。 多分。


まだ麻酔から覚醒していないので、暫く朦朧とした状態が続き
暫くして目を開けてみても、まぶしくてすぐ瞼を閉じてzzzな状態。

後から聞いた話では、手術時間は2hは掛かってなかった程度だったらしい


まだ覚醒しきらない17時くらい(多分)に、両親が帰宅し
延々とベッドの上でぼーっとしている間、数時間置きに看護師さんが
脈拍と体温、血圧を測りにやってくる。 無くなれば点滴の交換も。

しばらくして酸素マスクが外される。 これ邪魔なんだよね・・・
寝てる途中で取れかけてたしw


ちなみに知らないうちに尿管が入っているので、尿意は全くなし。(出る感覚もない)
あと、心電図の器械と、静脈血栓ができないよう弾性ストッキングの上から
足をマッサージするための器械が術後からずっと付いたまま。

点滴は抗生剤だったり痛み止めだったり色々。 翌朝までひたすら延々と打ちっぱなし。



多分夜には麻酔から覚醒していたと思う。

1h前後の短いサイクルで寝たり起きたりを繰り返して、時間の経過がとにかく遅い!
ちなみに、手術が終わる前に隣人は大部屋に移動していったので、一人でした


夜中、看護師さんが「時間分らなくて困るでしょ、携帯だしてあげようか^^」と一言。


(私 ゚д゚) < え、いいんですか

(看´ω`)< 今は皆枕元にしっかり置いてる人の方が多いよw


・・・知らんかった。 こういう場所では使っちゃいけないものだと思ってたので。
ということで、携帯出してもらったのが0時ごろ。
メールが何通か来てたので返信したり、こちらから報告がてら送信したり。


その後も寝たり起きたりを短いサイクルで繰り返し続けたんだけど
あんまり寝たぜーって感覚ではなく、ひたすら起きて
時間が過ぎるのをただただ待ってた記憶の方が強いかも

夜中ぐらいからは左右どちらかに向いたり
足をほんのり動かしたりは出来るようになってました。


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続く。


   ---------------------- キリトリ線 -----------------------

  by Tokishurion | 2012-04-10 00:40 | 卵巣嚢腫・手術記 | Comments(0)

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